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【体験済み】カロリーを信じて痩せられない人、カロリーを無視してやせる僕

カロリーの正体が、どこか曖昧にされている理由がわかった

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カロリーは熱量なのは知っている。

物を動かすエネルギー単位。

食べ物のカロリーは、食材を燃やしたらどれだけのエネルギーが生まれるかを表したているだけで、体内での使われ方や、各々の人間的な差異とは無関係だった。

 

新しい知識を与えてくれた金森重樹氏のPRESIDENT Onlineから抜粋。

 

年齢による肥満は「仕方がない」と諦めるべきなのか?

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金森先生は言う。

「食べる量を減らして運動すれば痩せることができると考えるのは誤りだ。食べる量を減らしても、炭水化物中心の食事であれば太る」

 

カロリー中心の考え方を改めるべきだと先生は言う。

僕たちは、体重の調整には摂取カロリーと消費カロリーとのバランスが大事だと、言われ続けてきた。

食べる量を減らし、運動すればやせるというこの説はエネルギーバランス仮設と呼ばれている。

 

摂取カロリーより消費カロリーの方が大きければ痩せられる。

エネルギーバランス仮設は、世界の公式とさえ思われている。

この仮設に先生は疑問を持つ。

 

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すべてのカロリーが同等で、脂質には炭水化物やタンパク質の2倍のカロリーが含まれる(1グラム当たり9キロカロリー対1グラム当たり4キロカロリー)とすると、カロリーを減らすには脂質を減らすのが一番良いというのは理にかなっている。

 

バターは高エネルギーなので、バターを食べるよりパンとパスタを食べるほうがたくさん食べることができる、私はそう教えられ、新しい研究がこの考えを覆すまでそれを信じていた。

ごはん一膳(160g)270キロカロリー、同じカロリーをバターで計算すると35g。

同じカロリーならご飯のほうがたくさん食べられる。

 

カロリーで考えれば、バターをとってもご飯を食べてもいいことになる。

脂質を避けて糖質を摂れとはおかしな事を言っている。

脂質では太らないし、糖質は太っていくのに。

 

食べ物によって1カロリーの意味が違う

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実験室で燃焼させると、1キロカロリーの物は、ココナッツオイルでもハチミツでも砂糖でもバターでも同じ1キロカロリー

でもそれは実験室で測っているから。

 

「ヒトの体の中」は「実験室」の中とは異なる。その食べ物を食べると、それは体内を通過しなければならず、ホルモン、脳内化学物質、代謝にまったく異なる影響を与える。

 脂質のカロリーは糖質のカロリーとは燃焼の仕方が異なり、脂質のカロリーは代謝を促進する。脂質は燃焼される必要があり、インスリン――脂肪蓄積ホルモン――を急上昇させないので、簡単には蓄積されない。脂質は脳内で食欲を抑えるように作用し、1日に食べる全体量が減る。

カロリーは人の中での本能を無視して考えられている。

人の中の反応は計算式の中に入っていないから。

 

カロリーを抑えるためには脂質を避けろと言われてきた。

なのに今や脂質は代謝を促進し、食欲を抑える作用があり、脂質自体も体内に蓄積されにくい。

 

糖質と炭水化物の影響

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一方、糖質や炭水化物のカロリーは正反対に作用し、インスリンを急上昇させて脂肪の蓄積を促し、病気のもとになる危険な内臓脂肪として急速に蓄えられる。そして代謝を遅くして、空腹感と異常な食欲をもたらす。

 同じカロリーなら炭水化物を選んでも脂質を選んでも同じ。

エネルギーバランス仮設ならそう答えるはずだが、正反対な研究結果がでている。

研究結果を繰り返すと、炭水化物は体を脂肪の蓄積に向かわせ、脂質は脂肪の燃焼へと向かわせる。

 

どれだけ食べたかではなく、何を食べたかが大事。

 

カロリーに固執してると誤った考えに陥る、誤った考えは望まない結果をもたらす。

食べる量を減らしてカロリーを摂取しないようにしても、炭水化物や糖を摂りすぎるとインスリンの分泌を促し、肝臓の脂質生産工場と体の脂質蓄積システムを稼働させて、あなたは太ることになる。しかし、食事中の脂質はインスリンを上昇させないので、内臓脂肪などの体脂肪を蓄積することもない。

太る原因は炭水化物(糖質)の摂りすぎ。

脂質はむしろ痩せるために必要なもの。

 

金森先生の主張の科学的根拠

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1953年、医学情報誌『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン』の「肥満に関する再教育」と題する報告の中で、アルフレッド・ペニントン博士は「肥満は炭水化物のホルモン作用によって引き起こされ、炭水化物の制限によって治療できるので、脂質やタンパク質について心配する必要はない」と主張した。

これは、体重の増減をカロリーで考える意味がないことを表している。

 

同じカロリーなのに食べたもので違う影響がでるのではないか?

そんな興味深い実験が行われていた。

1977年、『アメリカン・ジャーナル・オブ・クリニカル・ニュートリション(米国臨床栄養学会誌)』に掲載された研究により、摂取カロリーが同一であっても、食事の組成(高炭水化物・低脂質、あるいは高脂質・低炭水化物)によって、人体の生理への影響はまったく異なることが明らかになった

どのように行われた実験だったのか。

この研究では、10人の肥満者を病院の代謝病棟に収容し、その食事を厳重に管理した。研究の被験者は少数だったが、こうした代謝病棟研究では食物摂取量とエネルギー消費量が注意深く測定されたので、実際的な価値があった。

 

2週間にわたって、被験者たちは炭水化物が70%、タンパク質が20%、脂質が10%の高炭水化物食を摂った。その後、7日間休んでから、被験者の食事は脂質が70%、タンパク質が20%、炭水化物が10%の食事に切り替えられた。

 

被験者の総カロリー摂取量は同じだったが、高炭水化物食よりも高脂質食を摂っているときのほうが体重は減少し、血糖、インスリン濃度、トリグリセリド、コレステロールが格段に下がった。

同じカロリーなのに、炭水化物を多く摂れば太り、脂質を摂りすぎても太らないという研究結果がでた。

 

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2002年、ハーバード大学公衆衛生大学院のウォルター・ウィレット博士は、脂質と肥満(脂質と心臓病に加えて)に関するすべての研究を集約し、関連性はないと判断した。彼は「高脂質の食事が今日のアメリカ社会における肥満のまん延の主因だとは考えられない。脂質を減らしても解決にはならない」と述べている。

脂質を摂れば脂肪が増える。

イメージしやすい方に飛びついた感があるけれど、まったく違う。

太る原因は脂質の摂り過ぎではない。

糖質の摂り過ぎが脂肪を増やす原因だと知られたくない業界のミスリードという話もある。

○カ・○ーラとかの清涼飲料水には大量の糖質が含まれているから。

 

まとめ

・カロリーは太ることと関係がない

・燃焼実験の結果であって、体内同じ様に燃焼するわけではない

・脂質はデブになる犯人ではない。

・真犯人は糖質だった。

・痩せたい人はカロリーよりも糖質を気にしたほうがいいのではという提案

 

以上、【体験済み】カロリーを信じて痩せられない人、カロリーを無視してやせる僕

でした。