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これは太らない魔法?レジスタントスターチの超メリット!

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食べても太らない魔法の食材が存在した!

食べても太らないなんて夢みたいな話を信じるかい?

それは遠い未来のスーパーフードの話でもなく、金持ちしか手に入らない超貴重な異国の食べ物でもない。

あまりにも身近にあるので驚くかもしれない。

夢のような効果を持つレジスタントスターチを含んでいる食材とは!

 

冷めた炭水化物!

 

冷めたご飯、冷たいうどんやパスタ、あたたかくないパン。

これらにはレジスタントスターチが含まれている。

レジスタント(消化しにくい)スターチ(でんぷん)。

文字通り、食べても糖として消化されない食材だ。

血糖値も上昇しない低GI食品

これぞ夢の食材だ!

 

参考資料『腸活先生が教える病気を遠ざける食事術 炭水化物は冷まして食べなさい。』(笠岡誠一/アスコム)より

 

 

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レジスタントスターチを手に入れる方法

笠原先生によるとレジスタントスターチを手に入れる方法は極めて簡単。

温かいご飯を冷ます。

それだけだ。

 

うどんやパスタは冷製に。

パンはトーストではなくサンドイッチなどで。

じゃがいもはポテトサラダで、さつまいもは大学芋に。

 

炭水化物に含まれる糖質はでんぷん。

でんぷんは冷めることで「老化したでんぷん」に変わる。

これがレジスタントスターチだ。

 

温かいでんぷんは消化吸収しやすい。

レンジで温め直すのは炊きたてに比べればマシだけど、冷たいままのほうが効果を得られやすい。

お茶漬けでもさらっと食べればOK。

 

冷まし方も、冷凍庫で一気に冷やしては駄目。

常温で冷ましていくと一時間ほどでレジスタントスターチは作られるから。

 

ご飯が持っているレジスタントスターチは、でんぷん総量のおよそ3%。

冷ますことで12%ほどに増量する。

 

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レジスタントスターチの魔法の効果

ご飯を冷ましただけで手に入るものなんてたかがしれてると思ってない?

ところが、その効果は魔法と言っても過言じゃないほどだ。

 

どれだけの効果があるのか。

ここに箇条書きで書いていってみる。

 

・胃腸で消化されにくいので糖として燃焼しない。

・大腸にて消化され、酪酸を生成

・水溶性食物繊維、不溶性食物繊維両方の特性を持つ

・腸内細菌のビフィズス菌、乳酸菌の餌になる

・4週間以上の摂取で、中性脂肪やLDL(悪玉)コレステロールを抑える効果

 

詳しく見ていこう。

胃腸で消化されにくいので糖として燃焼しない

レジスタントスターチになったでんぷんは胃腸では消化されない。大腸にてブドウ糖に分解される。糖として燃焼しないからインスリンも働かないし血糖値もあがらない。

冷めたご飯とはいえ、口にしているのだからご飯を食べた満足感が得られる。

食べた満足感を得ることは非常に大事なこと。

これを満たさないダイエットは失敗するといえる程に。

 

また、ゆっくり移動することで腹持ちがよくなり、他の食材での血糖値上昇を緩やかにする効果もある。

 

大腸にて消化され、酪酸を生成

大腸にて分解され発酵すると酪酸をはじめ短鎖脂肪酸が作られる。

酪酸は大腸の必須栄養素の一つでエネルギー源になり、正常に働く手助けをする。

また酪酸は腸内環境を弱酸性に保ち、マグネシウムやカルシウムなどのミネラルの吸収を助ける働きもある。

 

水溶性食物繊維、不溶性食物繊維両方の特性を持つ

水溶性食物繊維の役割はドロドロに溶けることでゆっくり移動する。

不要なゴミを粘着質で回収しつつ、腹持ちがいい。

また糖質の吸収も抑えるので血糖値が上昇しにくくなる働きがある。

 

不溶性食物繊維の役割は水分を吸収して大きくなる。

腸のぜん動運動を刺激し便通をよくする働きがある。

 

レジスタントスターチは両方の特性を併せ持つスーパーな食材。

 

腸内細菌のビフィズス菌、乳酸菌の餌になる

胃腸で消化吸収されないレジスタントスターチは大腸内の腸内細菌の餌になる。

大腸内は主にビフィズス菌が活躍しているので、善玉菌の増殖に一役買う形になる。

腸内環境が整うことで整腸作用があるとされる。

 

4週間以上の摂取で、中性脂肪やLDL(悪玉)コレステロールを抑える効果

レジスタントスターチを豊富に含むハイアミロースコーンスターチ分解物の機能と食品への利用|農畜産業振興機構

農畜産業振興機構のラット実験の結果で5週間投与した場合での結果がでている。

中性脂肪と悪玉コレステロールの低下がみてとれる。

 

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ゴメンけど言っておく。魔法がとける現実

炭水化物は食物繊維と糖質を足したものの総称。

近年の食材は白く精製されてしまい、食物繊維のほとんどを失っている。

つまり全体の大部分は糖質。

 

でんぷんも糖質で、冷ますことで一部がレジスタントスターチに変わる。

その割合は10%くらい。

レジスタントスターチがいかに有用なものであっても、全体として炭水化物のとりすぎは肥満に結びついていく。

 

炭水化物は摂取しなければならない栄養素。

どうせ取らなければならないのであれば、レジスタントスターチを利用したほうがいいくらいに思っておいて。

 

まとめ

・魔法の食材レジスタントスターチは存在する。

・量が多く取れないので効果は限定的。(量を多く摂ると炭水化物のとり過ぎになる)

・お米に関する研究は進んでいないのでこれから新しいものが生まれる可能性がある。

レジスタントスターチを腸内で消化できない人もいるので、様子見て利用することをおすすめする。

 

以上、これは太らない魔法?レジスタントスターチの超メリット!

でした。