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次の1万円札の人が「習慣」についてこう言っている

今日の日本の基礎を作った一人「渋沢栄一

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日本の資本主義の父、渋沢栄一
次の一万円札の顔だ。

どれくらいの人かというと大蔵大臣に就いてくれと要請されるくらい。
でも彼は、実業家としての道を歩いているのでと断っている。

彼が残した言葉を編集した本「論語と算盤」
この中で習慣について書いてあったので紹介したい。

論語と算盤」より

習慣が人格を作る

元々習慣とは人の普段からの振る舞いが積み重なって身に染み付いたものだ。このため自分の心の働きに対しても習慣は影響を及ぼしていく。
悪い習慣を多く持つと悪人となり、良い習慣を多く身に付けると善人になるというように、最終的にはその人の人格にも関係してくる。
だからこそ誰しも普段から良い習慣を身につけるように心がけるのは、人として社会で生きていくために大切なことだろう

良い習慣が良い人格を作り、悪い習慣が悪い人格を作る。
悪い習慣がついたとわかったなら直さなければ、人として悪くなる。
これは気が付かない事だった。
まさか人格まで影響するとは。
気を付けたいと思う。

習慣は自分だけで出来上がるものではない

また習慣はただ一人の体だけに染み付いているものではない。他人にも感染する。ややもすれば人は他人の習慣を真似したがったりもする。
この感染する力というのは単に良い習慣ばかりでなく、悪い習慣についても当てはまる。
だから大いに気をつけなければならない

習慣は感染すると表現していてわかりやすい。
確かに周りの人に影響を与えるし、周りの人から影響を受ける。
環境を整えることもすごく大事だ。
これも気を付けなければならない。

習慣が作られる元

この習慣というのは、特に少年時代が大切であろうと思う。記憶というものを考えてみても少年時代の若い頭脳に記憶したことは、老後になってもかなり頭の中に残っている。
私自身どんな時のことをよく記憶しているかといえば、やはり少年時代のことだ。
中国の古典でも歴史でも、少年の時に読んだことを最もよく覚えている。最近ではいくら呼んでも読む先から内容を忘れてしまう。

記憶で例えているが、やはり若いときの脳みそは活性化している。
若さは万能だ。
失ってからわかる。
若い時にいい習慣を付けたかったが、今となってはどうにもならない。
逆に、若いときについた悪習慣は離れがたい存在に成長している。
若いときに渋沢栄一に出会っておきたかった。

離れがたい悪習慣を修正することは可能

そんなわけなので習慣も少年時代が最も大切で、一度習慣となったらそれは身に染み付いたものとして終生変わることがない。それどころか幼少の頃から青年期までは最も習慣が身につきやすい。だからこそこの時期を逃さず、良い習慣を身につけ、それを個性にまで高めたいものである。
私は青年時代に家出をして天下を流浪し、比較的気ままな生活をしたことが習慣となってしまい、後々までその悪い癖が抜けなくて苦労した。
日々悪い習慣を直したいという強い思いから大部分はこれを直すことができたつもりではある

悪い習慣だ、離れがたい習慣だと言って直す努力をしなければ絶対に直らない。
いくつになっても諦めてはいけないという教えだ。
渋沢栄一といえども悪い習慣があり、直そうと努力してようやく直せる。
優れた人は、最初から完全に優れている。
そんなことも、彼が身をもって否定してくれている。

悪い習慣を改めるコツ

悪いと知りながら改められないのは自分に打ち勝とうとする心が足りないということだ。
また私の経験から言えば習慣は老人になってもやはり重視しなければならないと考える青年時代に身につけた悪い習慣でさえ老後の今日になって、努力すれば改められるものだ。今日のように日々新たな気持ちで社会に臨まなければならない時、なおさら自分に勝つという心を持って身を引き締めていかなければならない。

最後は精神力となる。
直そうと本人が強く思わなければ直らないし、自分で努力しなければ改善しない。
当たり前の事のように思うが、なかなか実行できない。
しかし、悪い人間にはなりたくないので気持ちを改めてあきらめずに直すことに努めるよう。


以上、次の1万円札の人が「習慣」についてこう言っている
でした。