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【栄養士7つの誤解】ご飯を食べたら死亡率が上がり、脂を摂ったら死亡率が下がる?

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新しいことが見つかると変わらなきゃいけなくなるよね

有名な医学誌ランセットに発表されている。

この雑誌に発表されることは、すべての医師に読まれているほど。

こんな風に発表された。

 

「糖質の摂り過ぎは死亡リスクが上昇し、脂質を摂れば摂るほど死亡率が下がる」

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過去の常識がまだまだ根強い

うさぎ跳び、運動中に水を飲むな

食べたら消化のために休め、ご飯を三食キチンと食べろ、脂肪を食べると脂肪がつくぞ、和食はヘルシーだ。

これら間違った常識が、あたかも信頼性が高いかのように存在していた時期があった。

いや、現在進行形な場合もある。

 

カナダ、マックマスター大学の博士たちの論文から

①炭水化物摂取量の多さは全死亡リスク上昇と関連

②総脂質および脂質の種類別の摂取は全死亡リスクの低下と関連

③総脂質および脂質の種類は、心血管疾患(CVD)、心筋梗塞、CVD死と関連していない

飽和脂肪酸脳卒中と逆相関している

カナダ・マックスマスター大学Mahshid Dehghan博士たち

(2017年8月29日 ランセットオンライン)

言い換えると

①炭水化物摂取量が多いほど全死亡リスクが上昇する。

②脂質は総脂質および脂質種類別にみても摂取量が多いほど全死亡リスクは低下する。

③総脂質・脂質種類別の摂取量は、心血管疾患、心筋梗塞、心血管疾患死と関連しない。

④飽和脂質摂取量が多いほど脳卒中のリスクが少なかった

 

つまり

ご飯の食べ過ぎは死亡率があがる。

脂質はたくさん摂ればそのぶん死亡率が低くなる。

脂質をたくさん摂っても心臓病の疾患には関係がない。

脳卒中リスクを下げるには肉の脂がいい。

 

ご飯の食べ過ぎは死にやすくて、脂肪をたくさん摂れば死ににくいなんて事実を受け入れろというのが難しい。

でもこれが新しい常識となっていく。

 

 栄養士7つの誤解

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高雄病院理事長 江部康二医師がこれを踏まえて

日本における新しい常識として7つの提案をあげている。

辛辣だ。

 

1) 脳はブドウ糖しか使えない 糖質不足で体調不良になる
正しくは→脳はケトン体も使う。糖質制限時の体調不良はカロリー不足が原因。

 

2) 脂肪は悪玉であり避けるべきである。脂質の摂りすぎで肥満になる。
正しくは→太りすぎの原因は糖質摂りすぎによる余剰血糖が中性脂肪に変換するから

 

3) 卵は1日1個までにし、多く食べてはいけない。

正しくは→コレステロール摂取制限は撤廃され1日に食べる卵の個数に制限はない

 

4) 糖質は人間にとって必須栄養素である。
正しくは→赤血球はブドウ糖のみをエネルギー源とするが、アミノ酸や乳酸などからブドウ糖を作り出すので糖質は必須ではない(一部の代謝障害で困難なことがある)

 

5) 糖質だけ減らしてもあまり意味がなく蛋白質や脂質でも血糖値が上がる。
正しくは→直接血糖値を上げるのは糖質のみ

 

6) 蛋白質を摂りすぎると腎臓に悪影響がある。
正しくは→腎機能正常者での蛋白質摂取上限なし。

腎機能低下者でも低蛋白食で腎機能改善効果・悪化防止効果はない。

 

7)日本の栄養学は科学的に正しい。

正しくは→古い常識を信じて疑わないので正しくない食事指導が続いている

 

栄養学もアップデートが必要だと結んでる。

 

まとめ

新しい事実が衝撃的だとしても、科学的根拠を元に出されたデータならば、今までの常識の方を疑わなければならない。

間違いは修正し、より正しい証明のもとに考え方を変えていく必要がある。

 

以上、【栄養士7つの誤解】ご飯を食べたら死亡率が上がり、脂を摂ったら死亡率が下がる?

でした。