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驚愕の事実!カロリー神話は崩壊していた!

カロリーと肥満は関係がないのでは?と疑問を持った

長い間、カロリー神話が信じられている。

カロリー神話とは

「消費カロリーを摂取カロリーが上回ると、余ったカロリーが脂肪として蓄えられることで肥満になる」

カロリーコントロールが唯一無二のダイエット法と信じることをさす。

 

カロリーコントロールは効果があると信じられている。

長い間、教えられていた人も、指導されていた人もいる。

多くの学者やインフルエンサーもこれを元に発信している。

けれど、摂取カロリーを減らしても痩せないという声が少なくない。

カロリーを減らしすぎて体調をおかしくする人も多い。

カロリーコントロールで本当に痩せるの?

この疑問は常につきまとっていた。

 

このブログは脱メタボを掲げるアラフィフおじさんの僕が、豊かで健やかなアラフィフライフを送るために、学んだ知識と体験をアウトプットしています。

 

今回は「カロリー神話」

 

今回の資料は北里柴三郎が設立した北里研究所病院 糖尿病センター長 山田悟先生の書かれた記事を元にしている

https://president.jp/articles/-/23042?page=1

結論:太る原因にカロリーは関係ない

みなさんが長年信じてきた「カロリー神話」は、すでに崩壊しているのです。

こう教えてくれるのは北里研究所病院の山田先生

世界の常識はとっくにカロリーと肥満に関係がないと結論づけていると言います。

常識が覆ったのは2008年に発表された実験論文からで、それまでは低脂質、低カロリー

が信じられていた。

 

すごく面白い実験でなのでここに書いておきたい。

「低脂質カロリー制限食」、「地中海食」、「低糖質食」3つの食事グループに分けて2年間と6年後までのデータをとった。

 

「低脂質カロリー制限食」は男性は1日1800kcalに制限

「地中海食」はカロリー制限は低脂質と同じ男性1日1800kcalで、オリーブオイルやナッツ、魚脂という良質な脂質の摂取は奨励

「低糖質食」はカロリーは制限せずに糖質だけを制限した食事グループ。

 

研究開始から2年後、減量効果がもっとも小さかったのは、低脂質食でした。中性脂肪値がもっとも減少しなかったのも、低脂質食でした。善玉コレステロール値も、低糖質食に比べて比較にならないほど改善がみられませんでした。

低脂質カロリー制限食のグループがもっとも痩せなかった。

中性脂肪ももっとも減らなかった。

善玉コレステロールも比較にならないほど改善しなかった。

 

さらに6年後。減量効果は2年後と同様、低脂質食がもっともありませんでした。6年間を通して、常に減量効果は最下位でした。

動脈硬化指数は改善せず、むしろ悪化しました。

6年経っても減量効果は最下位で、むしろ動脈硬化が進んだという。

 

ちなみに地中海食は

地中海食は良質な脂質を摂取するため、カロリーは高くなります。が、ナッツ、オリーブオイル推奨の両グループとも、低脂質食に比べ、心血管系疾患(心筋梗塞脳卒中など)の発症率が低いという結果でした。

良質の脂質は摂取したほうがいいという結果が出ている。

脂質を高カロリーだからという理由で避けることは、むしろ健康に不利益だということになる。

 

信じるべきは科学的根拠

昔からみんながやっていたから正しい。

日本人は正しさを「みんながやっているから」に求めやすい。

盲目的に信じるのではなく、疑問を持つことも大事だ。

超現実主義で肥満大国のアメリカでは理想を語らないと山田先生は言う。

理想論ではなく、現実論での健康政策を目指すアメリカでは、1994年にアメリカ糖尿病学会が「カロリー制限指導では長期の有効性が得られない」とし、その後「糖尿病の血糖管理には糖質摂取量を認識することが最重要戦略だ」とするようになりました。

日本でも糖質制限の方が効果がでるという人もいれば、糖質制限は死亡リスクや筋肉が減るから危険だという人もいる。

痩せたいからと無理をするといけないのはカロリー制限だろうが糖質制限だろうが同じ。

誤解していけないのは、カロリー制限には確実に減量効果があるということ。

なら、なぜカロリー神話の崩壊と先生は言うのだろうか?

 

カロリー制限のリスク

ダイエットや病気の治療食として考えた場合、カロリー制限には「健康的に続ける」という点で、効果以上の多くのデメリットがあるのです。

カロリー制限の効果を認めながらも、おすすめしない理由を先生は語る。

 

カロリー制限のデメリットは、
(1)体脂肪よりも筋肉を削ってしまう。
(2)低栄養になりやすい。
(3)継続できずリバウドをまねく。
の3点です。 

順番に説明していくと

(1)体脂肪より筋肉を削ってしまう

カロリー制限をすると食事からとるエネルギーが減ってしまうので、体はエネルギーを消費しないようにする。燃焼しにくい体質に変化する。

もっともエネルギーの消費が大きいのは筋肉。だから筋肉を減らしていってしまう。

体重が落ちていくのは筋肉を減らしていっているから。

 

(2)低栄養になりやすい

カロリーの数字を基準とすると、同じ量で比べれば脂質は1gあたり9kcalあり、炭水化物(糖質)は1gあたり4kcalと2倍の差がある。

カロリーを気にしたら炭水化物を選んだほうが多く食べられる。

脂質は減り、炭水化物(糖質)は増える。

 

(3)継続できずリバウンドする

キャレリーというアメリカの団体が2015年に研究した結果が紹介されている。

この研究はカロリー制限には寿命の延長効果があるという予測のもと、自由に食事を摂るグループと、カロリー摂取を75%に制限した2つのグループを2年間にわたって比較したものです。

ところが、この研究では75%の制限が厳しくて続けられない人が続出し、現実的にはグループの平均値をみると、研究開始から半年間はカロリー制限を80%に、さらに半年後以降は90%にしか制限できていませんでした

この時点でいえることは、研究に参加したカロリー制限をしたいと強く望んでいた人たちでさえも、大半の人はカロリー制限を長く続けるのは困難だった、ということです。

カロリー制限した食事では続けられない。

これは致命的な問題だ。

これだけでも大問題なのに

さらにショッキングなのは、カロリー制限をしたグループには、骨密度が5%以上低下した人、治療困難な貧血症になった人が7人もいたことです。カロリー制限が低栄養をまねくことは、この研究で明らかになりました。

似たような実験を北里病院研究所でも行っているが、全員脱落したと先生は言う。

この実験結果から、カロリー制限ダイエットは現実的でないと結論づけた。

 

カロリー制限を諦めた場合、とった食事で増えるのは脂肪。

減るのは筋肉で、増えるのは脂肪。

ダイエットを繰り返すと取り返しのつかない事態になっていく。

先生は言う。

カロリー制限ダイエットはやめましょうと。

 

まとめ

・カロリー制限ダイエットの効果は思ったほどでない

・カロリー制限は続けるのが厳しい

・やめたあとのリバウンドが恐ろしい。

・別の方法も視野に入れてみたらどうか

 

以上、驚愕の事実!カロリー神話は崩壊していた!

でした。