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【緊急考察】呼吸する+ご飯を食べる=老化?

人は、呼吸して、ご飯を食べて、生きています。

そして、呼吸をしてご飯を食べると老化します

 

呼吸をすることで、ご飯を食べることで、老化していくと言われてもピンときませんよね。

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呼吸する+ご飯を食べる=成長する

これならピンときませんか?

 

種から芽吹いて花が咲くように、自然の生物は成長します。

そして花が枯れて次世代の種を残すと、役割を終えます。

成長と老化は一緒の流れの中にあるのです

 

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視点を変えてみましょう。

これらの症状はありますか?

・白髪が増えた、髪が抜けやすくなった

・シミやシワが気になるようになった。

・物忘れが増えた

・目がかすむ、視力が落ちた。

・骨や歯や筋肉が弱ってきた。

・疲れやすい

・風邪を引きやすい

 

これらは老化によって現れやすい症状です。

体の機能が劣化していく、抵抗力がなくなっていくことで引き起こされます。

 

実は、老化の症状を引き起こしている原因が、呼吸と食事にあるのです

 

 

 

「酸化」と「糖化」

 

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オギャーと生まれた時から始まった老いる宿命。

だから、あきらめなさいと言うために書いているのではありません。

細かく分解していくと老化に抵抗することは可能ではないかと思えるようになります。

一緒に抵抗する術を確認しましょう。

 

体は呼吸をすることで「酸化」します。

体は食べることで「糖化」します。

 

この2つを覚えてください。

酸化と糖化です。

 

酸化のイメージは「錆びる」です。

リンゴを切ったまま放置すると、空気に触れて変色します。あれも酸化です。

ざらしになっている自転車が錆びますよね。それも酸化です。

 

糖化のイメージは「焦げる」です。

ホットケーキを焼いた時、キツネ色になると香ばしく美味しそうに思えます。

体が焦げる事には何も良いことはありません。

 

体が酸化するとは?

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呼吸をすることは酸素を取り込むことです。

取り込んだ酸素の約2%が活性酸素となります。

活性酸素は殺菌力が高く、ウイルスや最近を撃退する役目を持ちます。

ただ活性酸素が増えすぎると、正常な細胞まで攻撃(酸化)してしまうのです。

 

活性酸素が引き起こす症例

動脈硬化心筋梗塞脳梗塞、がん、糖尿病、胃潰瘍、肺炎、脳血管性痴呆症、アルツハイマー型痴呆症、アトピー性皮膚炎、関節リウマチ、白内障、未熟児網膜症など。

 

酸化に対抗する方法が2つあります。
①生活習慣を見直す

もともと体内には抗酸化酵素などの活性酸素用の防御システムがあるのですが、年齢によって対抗する力が衰えていきます。

 

・疲れやすい

・風邪を引きやすい

 

これらの症状は要注意です。

 

生活習慣を見直すことで活性酸素の増え過ぎを防ぐことができます

・タバコは止める

・アルコールは適量で

・適度な運動

・ストレスをためない

・紫外線を避ける

 

②抗酸化作用を持った食材を取る

キウイ、いちご、トマトなどに含まれるビタミンCや、ナッツや大豆に含まれるビタミンEは若返りビタミンと呼ばれます。

 

赤ワイン、ブルーベリー、リンゴ、ココアなどに入っているポリフェノール

緑茶に含まれるカテキン

ピーマン、人参、かぼちゃなどの緑黄色野菜に含めれるベータカロチン

豆腐や玉ねぎに入っているフラボノイド

トマトやスイカに入っているリコピン

エビやカニの色素に入っているアスタキサンチン

 

これらのような抗酸化作用をもつ成分を持った食材を取ることで酸化に抵抗できます。

 

体が糖化するとは?

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食事を取る事は、体に必要なエネルギーを取る事。

食べたものは分解されて栄養素となります。

 

炭水化物や糖をとると分解されてブドウ糖になります。

ブドウ糖インスリンにより血管を通って、体の各部位にエネルギーとして届けられます。

使いきれなかったブドウ糖は脂肪としてストックされます。

それでも処理出来なかったブドウ糖は、体内のあらゆるタンパク質や脂質とひっついてAGE(Advanced  Glycation  End product=終末糖化物質)に変性させます

これが焦げる事(糖化)です。

 

AGEが原因で引き起こされる症例

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皮膚のコラーゲンを変性させればシワやシミを作ります。

血管のタンパク質を変性させれば、固く切れやすくなり動脈硬化を引き起こします。

腎臓の膜にAGEがひっつけば、穴を開けて糖尿病腎症を引き起こします。

アルツハイマーの患者さんの脳にはAGEが集まったシミができており、パーキンソン病を患っている患者の中脳にできるレビー小体にたくさんのAGEが集まっています。

 

糖化に対抗する食事術

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①炭水化物、糖質の摂取を控える

糖質はもちろん、炭水化物はほぼ糖質と変わらないので摂取する量を減らすこと。

食べる場合は、30回以上ゆっくり噛むこと、食べる順番をおかず優先にして炭水化物は最後に回すようにすること。

 

②空腹からのどか食いを避ける

空腹状態は糖を吸収しやすいので、ナッツやチョコレート(カカオ70%以上)を食べて空腹感を紛らわすのは効果的です。

3食をキチンと取るのも同じ理由から守って欲しい事です。

1食抜くと次の食事が糖を吸収しやすい状態になってしまいます。

 

③食後には軽い運動を

食後1時間は糖を吸収しやすくなっています。なので体を動かすことで吸収を緩やかにすることができます。

食後には休むという習慣は間違っていますし、休まなければならないほど食事することも体にはよくありません。

 

低GI食品を心がける

食後の血糖値上昇が急になるほど糖を吸収しやすくなります。

GI値(グリセミック インデックス)は血糖値の上昇スピードを表した数字です。

なるべく低い値のものを選択すると効果的です。

 

ご飯や食パンなどの白いものはGI値が高めです.

白米より玄米で、食パンならライ麦パンや全粒粉パンを選んでください。

 

⑤オリーブオイルは積極的に、人工甘味料は避ける

オリーブオイルと一緒に食べると血糖値の上昇は緩やかになります。

人工甘味料は糖尿病になりやすい危険な代物です。甘いものがほしければ蜂蜜をつかてください。

果物の甘さは果糖です。果糖は砂糖よりも早く吸収されます。果物を食べる場合はそれほど気にしなくていいのですが、絞ってフレッシュジュースにするのは避けてください。糖質だけ抽出した危険な飲み物になってしまいます。

 

まとめます

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成長期が終われば衰退していくのは人間も同じ。

でも衰退してく中でも、緩やかに落ちていける方法を選べるようにしたい。

 

 「酸化」と「糖化」は生きている以上避けられない。

しかしながら、様々なことがわかってきたので、抗う手段が増えてきています。

 

抗酸化作用のある物を摂取する

糖化しにくい物、血糖値を急上昇させない物を選んで摂取する

 

食べる物を選ぶ事は、これからの人生を選ぶ事と同じです。

 

以上、【緊急考察】呼吸する+ご飯を食べる=老化?

でした。

 

参考文献:医者が教える食事術 著:牧田善二