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【心構え】「まさか自分が」はちっともまさかじゃない

上り坂・下り坂・まさかにご注意を

思っても見ないことが我が身に降りかかることがある。
予想していなかったからダメージが大きい。
心にかかるストレスは尋常じゃない。
そんな毎日に耐えながら生きていく。
生きていくというのは大変なことだといつも思う。

まさかは意外とそばにある

よく聞いていたラジオで話題にあがる言葉があった。
「人生には三つの坂がある。上り坂・下り坂・まさか」
ダジャレのような話。
いつもその話をしていたラジオパーソナリティーは放送中に暴力事件を起こすという「まさか」の出来事で退場となった。

僕たちの人生にも「まさか」は起きる。
アラフィフ世代は色々経験してきただろうけれど、これから先を経験した人はいない。
どんな坂が待っているのかわからない。

今からの人生を上り坂ととらえているポジティブな人は多くはいないと思う。
ネガティブとまでは言わないが、下り坂と捉えるのが一般的な気がする。
でもやはり一番気をつけなきゃいけないのが「まさか」だろう。

まさか自分が・・・何てことはよくある話。
このご時世、コロナにかかることも、癌になることも、交通事故に遭うことも、ちっとも不思議じゃないのに自分にふりかかると「まさか」と思う。
確率的には宝くじで1等が当たるよりよっぽど大きいのに。

行動経済学的な「まさか」

行動経済学で言うと、人は確率を正確に捉えるのが苦手なのだと。
コロナにかかる事、癌になる事、交通事故にあう事は低く感じ、宝くじで一等賞が当たる事は高く感じる。
おかしな話だけど、そう考えてしまうそうだ。

マーケティングの第一人者阿部誠東大教授が言うには

低い確率を過大評価し高い確率は過小評価する傾向は客観的な確率が0%や100%に近い「ほぼ確実」な時に特に顕著になる。当たることは稀だと分かっているつもりでも宝くじの一等に期待したり、滅多に起こらない飛行機事故を過剰に恐れたりするのはそのためだ。

確かに宝くじは当たる気がする。
むしろ当たる気がしなければ買うはずがない。
純粋に考えると何百万分の1なんて確率を当てられるわけがないんだけれど、買わなきゃ当たらないんだよと喜んで売り場に並ぶ。

確率より感覚が優勢

飛行機事故が起こる確率も過大評価されがち。飛行機事故で死亡する確率は数百万分の1と言われている。自動車事故に比べると大幅に低いのだが、確率が過大評価され飛行機に乗るのを怖がる人が出てくる。

命や生活に関わることはさらに顕著になる。自分の命や生活など重要かつ身近な事柄の場合、更に確率を誤って認識しがちである。例えば、この手術の成功率は99%ですと言われた場合、実際よりかなり低く感じる人が多いそうだ。

手術の成功確率はなるべく高いほうが安心する。
医者も神じゃないから100%成功しますとは言わない。
99%成功しますは人間が放つ言葉として最上位だと思う。
でも、聞いた方はなぜ100%と言わないのだろうと不安に思ってしまう。

逆に余命宣告で、5年後生存率は30%です。なんて言われても30%もあれば、その中に入れそうとか思えてくるから不思議だ。

まとめ

・宝くじで1億以上当たる確率は500万分の1
・飛行機事故で死亡する率も数百万分の1
・日本では2人に1人ががんにかかり、3人に1人ががんで死亡する。
・交通事故に遭遇する確率は年に1%。(自分が起こすだけじゃなく、不可抗力も含む)
・コロナは不明

まさかに備えておくことは大事。


以上、【心構え】「まさか自分が」はちっともまさかじゃない
でした。